表面には令和五年（2024年）の干支「辰」と五七桐、裏面には純金であることを示す造幣局のホールマークが刻印されています。

梅は「長寿・美・忠誠」などの花言葉をもち、春を告げる縁起の良い花とされています。盃にお酒を注ぐと、一輪の梅の花が満月の中に写し出されるようにもみえる玉盃です。喜ばしいことが重なっていく様子を表しています。

月の陰影と富士山の雪景色を鍛金の技術で表現した純銀玉盃です。

「月に兎がいる」という伝承は日本ばかりでなく広くアジアの国々で伝えられています。

日本や中国では「玉兎（ぎょくと）や月兎（げっと）」などと呼ばれています。

名峰富士は広重や北斎に芭蕉や漱石、太宰など多くの文人が愛した名山です。磨き仕上げの白と古美仕上げの黒がございます。

計算された絶妙な盃の傾斜角により、お酒を注ぐと盃の底に球体が浮かび上がる「玉盃」。浮かび上がる球体を「宝玉」に見立て、龍が宝玉をつかむ構図です。

美洲氏のつくり出す根付は、躍動感にあふれ、眺めるほどに味わい深さがあります。 根付紐をはずせば小さな置物にもなります。